あの娘がいた。


彼女はいつもと同じ笑を浮かべているが、全然動こうとしない。


画面越しでは彼女の顔しか見ることができなかったが、その彼女の胸には巨大な矢が刺さっていた。




ああ、
現実はいつも非情だった。
私から両親を奪い、友達を奪い、両親が私のために残してくれた財産すらも。。。。

だからこっちの世界に逃げてきたというのに。

こっちの世界でもこんな絶望感を味わうなんて。。。。。



私は、その場に崩れ落ち、泣き叫んだ。























彼女は相変わらず穏やかな微笑を浮かべながら安らかに眠っている。


それが甚く私のカンに障った。。。。。

そもそもコイツガワタシノマエニアラワレナカッタラハナカラキタイナンテシナカッタノニ。

すべてコイツガワルイ、そうだスベテコイツガワルイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







そのあとのことは何一つ覚えていないが、
今わたしの目の前にはバラバラに咲かれた彼女の変わり果てた遺体が転がっていた。

微笑んでいた顔が歪み、苦しんでいるようにも見えた。



2月3日(日)10:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

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